スタイリスト・西ゆり子さんが主宰する「着る学校」が、“着る力”を身に付ける独自プログラムをアナザーアドレスのために特別にアレンジしてお届けする「着るレッスン」。Lesson6では、おしゃれ力UPに効果的な「自撮り」のやり方をご紹介しました。
Lesson7では「色」にフォーカス。色の相性と基本ルールについて学んでいきます。色物は苦手、失敗しないようにいつもモノトーンカラーを選んでしまう……という人も、基礎を学んで色を味方につけましょう。
一般的に「色の基礎」というと、色相や明度、彩度などを学びますが、専門的になり、ここで理解するのは難しいので、コーデを考える上では、服の色には「クリアで透明感のある色」と「不透明な色(沈んだ色)」の2種類あるということだけを知っておいてください。そして、その相性を見ていきましょう。
では、透明感のある色の服と、不透明な服をどうやって見分ければいいのでしょう。そのヒントは「服の素材」にあります。
主に化学繊維か天然繊維か、生地の種類によって「発色」が違うからです。ポリエステルやナイロン、アクリルなどの化学繊維は発色が良いので、化学繊維の服の色は、クリアで鮮やかになります。一方、コットンやリネン、ウールなどの天然繊維の服は、色が沈み、落ち着いた風合いになります。
〈色の相性の基本ルール〉
・化学繊維の発色×化学繊維の発色=○
・天然繊維の発色×天然繊維の発色=○
・化学繊維の発色×天然繊維の発色=△
※上記はあくまで色物コーデのための基本ルールです。
つまり、素材さえ合っていれば、どの色の服を組み合わせても合う!ということです。
目でわかるようになるのが一番ですが、慣れないうちは、必ず素材(タグの品質表示)を確認しましょう。アナザーアドレスにも素材の表示欄がありますよ。ぜひ、好きな色の服を組み合わせて、大胆なコーデにチャレンジしてみてください。
実際にアナザーアドレスのスタッフが〈相性の基本ルール〉をもとに「色」にチャレンジしてみました。1つ目は、MSGM(エムエスジーエム)のブラウスにミューラル(MURRAL)のプリーツスカートを合わせたコーディネートです。花柄のブラウスはレーヨン(化学繊維)100%、シルバーのスカートはポリエステル(化学繊維)100%。素材さえ合っていれば、華やかな花柄シャツにシルバースカートを合わせてもスタイリッシュに決まります。
SKIRT:シャイニープリーツスカート(ミューラル)
2つ目は、シー ニューヨーク(Sea New York)のブラウスに小花柄スカートを合わせたコーディネート。素材はどちらもリネン100%です。天然繊維のアイテム同士なので、鮮やかなパープルとグリーンを基調とした花柄の組み合わせであっても、ナチュラルな印象に。
TOPS:コットンフリルハイネックブラウス(シー ニューヨーク)
SKIRT:小花プリントギャザースカート(シー ニューヨーク)
以上、「着る学校」によるLesson7“色の相性と基本ルール”いかがでしたか?次回は2024年4月20日(土)公開予定です。お楽しみに。
着る学校:https://www.stylingschool.org/※外部サイトに遷移します
PICK UP
MSGM
マルチカラーフラワープリントブラウスS ◯ / M ◯ / L ◯
MURRAL
シャイニープリーツスカートS ☓ / M ☓
Sea New York
コットンフリルハイネックブラウスS ◯ / M ☓ / L ◯
Sea New York
小花プリントギャザースカートS ☓ / M ◯