着るレッスン Lesson15「“季節”と“素材”の相性」

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2024.06.15
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スタイリスト・西ゆり子さんが主宰する「着る学校」が、“着る力”を身に付ける独自プログラムをアナザーアドレスのために特別にアレンジしてお届けする「着るレッスン」。Lesson14では「“素材”と“色(発色)”の関係性」と題して、同じ色のアイテムでも素材によってどのくらい印象が変わるのか、具体例を挙げながらご紹介しました。

Lesson15「“季節”と“素材”の相性」

Lesson15では「季節」と「素材」の相性にフォーカス。今回は、夏らしいコーディネートを組むコツを伝授します。

“夏らしいコーディネート”とは?

みなさんは“夏らしいコーディネート”と聞いて、どのような服を思い浮かべますか?軽やかに風に揺れるコットンや涼やかなリネン、透け感のあるシアー素材の服を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?このようにコーディネートを考える際に、素材を無視することはできません。季節感を意識して、ワンランク上のおしゃれを目指しましょう。

【写真左】

・TOPS:リネンパフスリーブブラウス(ポロラルフローレン) 麻100%

・PANTS:チョークストライプチノパンツ(ポロラルフローレン) 綿100%

・BAG:ラウンドハンドバッグ(メゾンヴァンサン)

 

【写真右】

・TOPS:コットンリネンシャツ(ティッカ) 綿62% 麻38%

・PANTS:コットンリネンコクーンパンツ(ケンジヒキノ) 綿66% リネン34% 

・BAG:チュールコンビバケットバッグ(オルセット)

 

たとえば上の写真のコーディネートは、リネンやコットンといった軽やかで涼しい素材、ライトブルーやホワイトといった清涼感のある色の服で構成されているので、自分自身が気持ちよく過ごせるだけでなく、周りの人の目にも涼やか。小物も、シルバーやイエローといった明るい色のものを選ぶことで、よりいっそう爽やかな印象になっています。

【写真左】

・DRESS:【別注】ボックスカラーワンピース(アローブ) 

・BAG:【別注】ANELLIチェーン付マイクロバッグ(ペリーコ)

 

【写真右】

・DRESS:【別注】キャミソールレイヤードワンピース(ミューラル)

・BAG:ANELLIカットワークレザーバッグ(ペリーコ)

 

もちろん、結婚式やパーティーなどのシーンであっても、選ぶアイテムによって夏らしさを演出することができます。たとえば写真左のドレスは袖の部分が透けていて、色は明るいラベンダーカラー。写真右のドレスは、シャリ感のある淡いブルーの素材で仕立てられています。どちらも上品さをキープしつつ、夏の爽やかさを華やかに演出できていますね。

季節の変わり目、何を着るかに迷う時期は「素材は体感優先・色は先取り」作戦!

では、冬から春、夏から秋にかけて、季節の変わり目で何を着るかに迷う時期は、どのように服を選べばよいのでしょうか?おすすめは、「素材は体感優先・色は先取り」作戦!肌寒いけれど気持ちは春に向かう3月は、暖かいウールなどの素材でも明るめの色のものを、残暑厳しい夏の終わりは、コットンやリネンでもカーキやゴールドブラウンなど秋らしい色を先取りしてみてください。


以上、Lesson15「“季節”と“素材”の相性」いかがでしたか?次回は2024年6月22日(土)公開予定です。お楽しみに。

 

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