女性の浴衣の「右前」「左前」はどっちが上?1人でも着られる基本の着方を解説

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2025.07.04
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花火大会や夏祭りなど、夏の思い出作りに欠かせない浴衣。しかし、「左前」「右前」どっちが上?など、着方に悩む方も多いのでは?  

 

 そこで今回は、女性の浴衣の着方を詳しく解説。自分1人でもきれいに着付けできるコツを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

↓2025年夏・アナザーアドレス取り扱い浴衣一覧 ↓

浴衣の衿は「下前(右前)」が正解!

浴衣を着るときは、男女ともに自分から見て右側の衿を先に着るのが正解です。「前」は前側にあるという意味ではないので注意しましょう。簡単なチェック方法としては、以下の2点が挙げられます。

 

・胸元に右手が入るかどうか確認する

・正面から見て小文字のアルファベットの「y」になっているか確認する

 

【初心者でも簡単!】浴衣の着方10ステップ

ここからは、実際に浴衣の着付けの手順をご紹介します。写真とあわせて解説していくので、一緒に浴衣の着方をマスターしましょう。 

STEP.1:浴衣の着付けに必要な小物をチェック

より快適に浴衣を楽しめるように、着付けの前に以下のものを揃えておきましょう。(※) 

※アナザーアドレスでレンタルできるのは、浴衣と帯の2点セットです。下駄・肌襦袢・その他小物(下着含む)はセットされておりません。

①肌襦袢(はだじゅばん)

浴衣の中に着用する下着。汗や皮脂が浴衣に付くのを防いでくれます。

 

②腰ひも

浴衣の着崩れを防ぐために、着付けで使用する紐。③コーリンベルトを使う場合は、腰紐は1本だけ使用します。

 

③コーリンベルト

浴衣の着崩れを防ぐために使用する、両端に留め具の付いたゴムベルト。コーリンベルトがない場合は、②腰ひもでも代用できます。

 

④伊達締め

浴衣の衿合わせを崩れにくくする幅の広い紐。

 

⑤前板(帯板)

帯のシワを防ぐために、浴衣と帯の間に入れる板。

 

着付け用の小物はセットで販売されていることも多いので、ぜひ探してみてください。下駄や巾着、ヘアアクセサリーも、浴衣に合わせて用意するのをお忘れなく! 

STEP.2:浴衣を羽織る

浴衣を羽織り、衿(えり)を持ちながら、浴衣の背中側にある縫い目(背中心)を背中の中心に合わせます。

STEP.3:上前(左前)を決める

自分から見て左側が「上前」、右側が「下前」

左手で上前、右手で下前の衿の下の方を持ち、裾(すそ)がくるぶしのあたりになるように持ち上げます。裾のラインを保ちながら上前を体に当て、上前幅を決めます。上前が腰骨に1cmほど被るのが最適です。

STEP.4:下前(右前)を決める

上前幅がずれないように注意しながら上前を開き、下前を巻き込みます。このとき、下前の褄先を少し上げます。

STEP.5:上前(左前)を合わせる

下前を決めたら、上前を平行に被せます。このとき、上前の褄先を少しだけ引き上げるのがポイントです。

STEP.6:腰ひもをとめる

浴衣がずれないように気を付けながら、紐を手にとります。

腰のすぐ上に腰紐を当てて、前から後ろに紐を回します。後ろで交差させてから、前に回して結びます。余った紐の先は、巻きつけた腰紐に絡めておきます。

腰紐を結んだら、余分な布が巻き込まれていないかチェックして整えます。

STEP.7:おはしょりを整える

おはしょりとは、腰のあたりで浴衣を折り畳んだ部分

脇にある身八つ口から背中側に手を入れます。折り返し部分をきれいに伸ばすように、両手をトントンと軽く下に落として、おはしょりを整えます。

後ろを整えたら、前も同じように整えます。

STEP.8:衿を抜く

左右の衿を合わせて持ってから、もう片方の手で背中心を持ちます。少しずつ後ろに引っ張るようにして、後ろの衿部分に「こぶし1個分」ほど余白をあけます。このとき、もう一度浴衣の背中心が背中の中心にきているかを確認します。

STEP.9:衿をとめる

衿を合わせてから、コーリンベルトをとめます。左の身八つ口からコーリンベルトを入れて、下前の衿をはさんだ後に、後ろに回して上前の衿をはさみます。

コーリンベルトがない場合は、このように腰紐でとめることもできます。

STEP.10:伊達締め、前板をつける

伊達締めを締めます。

伊達締めの上から、前板をつけます。

完成

完成です。

 

着付け方に迷ったら、ぜひこちらの動画もチェックしてみてください。

帯の結び方は動画でチェック

帯の結び方は、こちらの動画を参考にしてみてください。

 

今回使用した浴衣はこちら

浴衣すずらん柄(三松)

優しげなブルーに、愛らしく咲くすずらんが目を引く三松の浴衣。かわいらしさと大人っぽさを兼ね備えた1着です。他の三松の浴衣は、以下のPICK UPからご確認いただけます。また、その他の浴衣ブランドも確認したい方は「2025年夏・アナザーアドレス取り扱い浴衣一覧」からご確認ください。

 

浴衣を着る際に注意したいその他のマナー

最後に、浴衣を着る際に気を付けたいその他のマナーについても確認しておきましょう。

肌襦袢も下前(右前)になるように着用する

浴衣の下に着る肌襦袢も浴衣の着方と同様に、下前(右前)になるように着用するのがマナーです。他の肌着などの上から浴衣を着る場合は問題ありませんが、肌襦袢を着用する場合は衿元から見え、意外と目立つ可能性があるので注意しましょう。

所作は控えめで丁寧さを意識する

浴衣を着て大きな動きをすると、着崩れしてしまう場合もあるので、なるべく動きを小さく丁寧にするのを意識してみてください。例えば、裾が乱れないように、いつもより歩幅を小さくして内股気味に歩いたり、階段を上り下りする際は、身体を少し傾けて裾を軽く持ち上げたりするのがおすすめです。

正しい浴衣の着方で、お祭りや花火大会などの夏のイベントを楽しんで

一見難しそうに見える浴衣の着付けも、ご紹介した着方の手順ポイントを押さえれば、1人でも簡単に着ることができます。

 

アナザーアドレスでは、お祭りや花火大会などの夏のイベントにぴったりな浴衣をご用意しています。今年は昨年の浴衣にくわえ、新たに3ブランドから別注の浴衣を展開。この夏の思い出づくりに、ぜひレンタルしてみてくださいね。

 

 

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