衣道vol.13 枠を越えて、もっと自由に。 ー“似合う”はメンズアイテムにも眠っているー

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2025.07.17
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JFNISTA(ジェイエフ二スタ)による「衣道(ころもどう)」という考え方をもとに、本当に似合う服を選べる「JFメソッド」を15回にわたって毎週お届けする連載企画


第12回目では、“わたし”という光を活かしながら、TPOにとらわれず自分らしく装う「調光」のあり方をお伝えしました。第13回目となる今回は、枠をさらに広げて、柔軟な発想でスタイルを楽しんでみるヒントとして、 メンズアイテムの取り入れ方についてご紹介します。「メンズ」「レディース」という境界線にとらわれず、着たい服を選ぶ。骨格や印象キーワードをヒントに、新たな着こなしの扉を開いてみませんか?
 

‟似合う”はメンズアイテムにも眠っている

服を選ぶとき、「レディースの中から探すもの」と思い込んでいませんか?でも、印象キーワードを表現する装いの可能性は、メンズという引き出しの中にもそっと眠っているかもしれません。


例えば、「かっこいい」「モード」「リラックス」——そんな印象キーワードを持つ方にとって、メンズの服はむしろ‟ちょうどいい”。直線的なシルエット、余白のあるバランス、独特な柄や質感。メンズアイテムには女性服とはまた違った魅力が詰まっていて、装いに奥行きや個性を与えてくれるエッセンスとなります。


また、骨格ナチュラルタイプのようにフレーム感がある体型や身長がしっかりある方にとっては、メンズ服のサイズ感やデザインが心地よくフィットすることも。けれどもちろん骨格にとらわれすぎず、まずは‟気になる”1着を試してみるという柔らかさも大切です。ふと視野を広げて枠を越えてみたら、装いの幅は想像以上にのびやかで豊かになっていきます。「なんとなく借りてみた」が、「わたしらしい1着」になることもある。 服選びの視点を少し変えるだけで、印象も気分も、きっと新しくなるはずです。

メンズアイテムを使用したコーデ例

コーデ例①

ペイント柄が印象的なメンズのワイドパンツを主役にしたコーディネート。シンプルなトップスと合わせるだけで、「かっこよさ」と「余裕あるラフさ」が絶妙にミックスされた着こなしに。柄の主張が強くても、骨格ナチュラルのフレーム感があると、服に負けずしっかり馴染みます。「柄が目立つ」ではなく「柄が映える」――そんなスタイルを楽しめるはずです。実際にJFNISTAのメンバーが着用したコーディネートはこちらからご覧いただけます。

 

コーデ例②

印象的なチェック柄が目を引くメンズのリネンシャツを主役にしたコーディネート。リネンの素材感が軽やかで、ブルーの色味がほどよくモードなアクセントに。合わせたのは、ドレープが効いたメンズのサロペットパンツ。シンプルながら動きのあるデザインで、装い全体に奥行きが生まれます。実際にJFNISTAのメンバーが着用したコーディネートはこちらからご覧いただけます。

 

コーデ例③

コーデ②とトップスは同じですが、シンプルな色味だけど動きのあるスカートを合わせて女性らしさをプラス。さらに、いつもよりリップの色をはっきりさせたり、目元に少しポイントを加えたり。メイクのひと工夫と、バッグなどの小物でバランスをとると、ぐっと“自分の着こなし”になります。
 

メンズ服を、もっと身近に

メンズアイテムは、アナザーアドレスでレンタルするのはもちろん、パートナー、兄弟のクローゼットをのぞいてみるのも楽しいかも。「買うほどじゃないけれど、ちょっと試してみたい」——そんな気持ちにこたえてくれるのが、‟借りる”という選択です。‟女性らしさ”や‟男性らしさ”という固定されたイメージにとらわれずに、自分らしいスタイルをもっと自由に楽しんでいい。 着る人の個性によって、メンズ服も‟あなたらしい”印象を引き立ててくれるはずです。
 

次回の第14回目では、「ファッションでの冒険」をテーマに、男性向けの服選びのアイディアなど、「パートナーと一緒に服を楽しむこと」が自分らしさの発見につながる―そんな視点をお届けします。どうぞお楽しみに!
 

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■JFNISTAとは?

日本で唯一「衣道」そして「JFメソッド」を伝える女性7人組

 

■JFメソッドとは?

毎日の装いが心を整え、人生に彩りを与える「衣道(ころもどう)」という考え方をもとに、本当に似合う服を選べるようになるメソッド