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衣道vol.14 二人で見つける新しい自分ー男性もファッションで冒険しようー

2025.07.24

JFNISTA(ジェイエフ二スタ)による「衣道(ころもどう)」という考え方をもとに、本当に似合う服を選べる「JFメソッド」を15回にわたって毎週お届けする連載企画。

第13回目では、柔軟な発想でスタイルを楽しむヒントとして、メンズアイテムの取り入れ方をご紹介しました。第14回目となる今回は、ファッションをもっと日常の中で楽しむ方法として、男性の皆さまにもJFメソッドを使って、自分らしい装いを見つけるヒントをお届けします。ぜひ、大切なパートナーの方と一緒に、服選びで冒険を楽しんでみてください。

INDEX

- 自分らしさをプラスできるアイテムを取り入れてみる

ファッションが彩る、日常の世界

ファッションは、すべての人の暮らしの一部

「ファッションは女性のもの」というイメージが、今もどこかに残っているかもしれません。ですが、衣・食・住という言葉があるように、「何を着るか」は男女を問わずすべての人に共通する日常の営みです。

「自分に似合う服を見つけたい」「新しいスタイルに挑戦してみたい」という思いを、日々の忙しさの影にしまい込んでいる男性の皆さまもいらっしゃるのではないでしょうか？

「自分らしい装い」は、誰にとっても心に灯りをともすもの。似合う色や形、心がときめくスタイルを見つけていく時間や、そのプロセスを大切なパートナーとシェアすることは、お互いをより深く知るきっかけにもなるはずです。

気軽に始める冒険

忙しい日々を過ごすなかで、自分の気持ちと向き合う余白がなくなり、装いも「どう見られるか」や「何をすべきか」といった外側の基準で選びがちになっていませんか？ですが、衣道が大切にしているのは「どう在りたいか」や「どんな気分で過ごしたいか」といった自分の感覚を装いに反映させること。

そんな‟自分への視点”を取り戻すきっかけとして、レンタルという選択肢も有効です。アナザーアドレスを使えば、住んでいる場所や時間に縛られずに、百貨店クオリティのアイテムを纏うことができます。忙しい方こそ、こうした仕組みを味方につけ、ファッションで日常に小さな冒険を取り入れてみてはいかがでしょうか。

第5回目のお稽古でご紹介した「こう在りたい自分像」を洋服のテイストに変換する方法や、第8回目の‟洋服の要素量”という視点は、自分に似合う一着を探す手助けになります。

休日スタイルで心からのリフレッシュを

通勤スタイルでは選ばないようなテイストやシルエットも、休日なら取り入れやすいもの。心も体も、いつもの自分をそっと解放してくれるような装いで、自分らしさを思い出すきっかけにもなります。

「大人の自由」をさりげなく纏うなら

色はベーシックにまとめつつ、いつもより少し肩の力を抜いた素材やデザインがぴったり。シンプルなTシャツの上に、デザイン性のあるゆったりとしたサテン素材のシャツを重ね、軽やかさと上品さを両立。ボトムスには、かしこまりすぎず、それでいてだらしなく見えないカーゴパンツを合わせることで、ちょうど良い抜け感を演出できます。

PICK UP

Theory

ケルソーカーゴパンツ

S ◯ / M ◯ / L ◯

FACTOTUM

サテンプリントシャツ

M ◯ / L ◯

Theory

コットンクルーネックTシャツ

S ◯ / M ◯ / L ◯

旅先で一歩先の自分を思い切り装う

旅行は、日々の疲れを癒しながら、自分らしいエネルギーをチャージできる時間。そんな時こそ、一歩先の自分を表現するような色や柄にも挑戦してみましょう。また、パートナーと同じアイテムをシェアしたり、あえてパートナーの選んだ服を試してみたりするのも面白い発見に。装いを通してお互いの‟らしさ”が浮かび上がってくるでしょう。

「遊び心があって軽やか」を、思い切り自由な気分で

花柄と言えばレディースものの代表のように思えますが、全体をモノトーンでまとめることで、可愛らしい柄の遊び心を活かしながら、大人らしい印象を保てます。また、羽織りものは、朝晩が冷える場所などでも活躍する優秀アイテム。ボタンやファスナーの開け具合で、簡単に印象を変えることができるのも、羽織りものを使ったコーデならではの楽しみです。

PICK UP