衣道vol.15 ファッションが更新する人生－魂を装う衣道－
JFNISTA(ジェイエフ二スタ)による「衣道(ころもどう)」という考え方をもとに、本当に似合う服を選べる「JFメソッド」を15回にわたって毎週お届けする連載企画。
第14回目では、ファッションをもっと日常の中で楽しむ方法として、男性向けに自分らしい装いを見つけるヒントをお届けしました。最終回の今回は、私たちJFNISTA自身の実践を通して「衣道とは何か？」を、あらためてお伝えします。
装いはいちばん外側の中身
あなたがいま着ている服には、どんな想いが込められているでしょうか？それは「私はこう在りたい」と世界に伝えられる一着ですか？
今日あなたが身にまとっているその一着は、あなたの“名刺”です。世界に向けてその名刺を堂々と差し出せますか？
この連載では「“似合う”を超えた“存在そのものを装う”」という視点で、自分の心の声や感覚を軸にして、装いと向き合ってきました。自分の意志で未来の自分に光を当てる服を選び、実際に着る。その小さな一歩が未来をそっと動かし始めるのです。
こんなにも、ファッションで人生は変わる
本当の私はこんなもんじゃない！
鏡に映る自分にゾッとした、オシャレになれない、家族にイライラする、会社が嫌い、自信がない、しんどい、生きづらい…ふとした瞬間に「もう無理かも」と思ってしまう限界ギリギリの心の奥にあったのは、「本気で変わりたい」という切実な願いです。その痛みを何とかしたくて、私たちはJFメソッドを始めました。
印象キーワードの“一歩先の在りたい私”を常に意識しているうちに、人生や自分を認められないのは、「どう在りたいか」ではなく「どう見られるか」という“他人の視線”ばかりを気にしていたためだと気づきました。何者かであらねばならない、ちゃんとしていなければならないと、社会的な役割や他人軸の正しさで武装してきた窮屈さから解放された瞬間。 理想の私の装いが、人生を自分の手に取り戻してくれたのです。
また、見た目の特徴を注意深くに観察する中で、短所としか思っていなかったコンプレックスと向き合うことになり、これまでは短所としか思えなかった部分こそが、理想の自分に近づくために必要な要素だったことにも気づけました。外側ばかりを見て「自分にはあれがない、これがダメ」と減点方式で批判して、無いものを付け加えることで満たされようとしていた自分を、やっと手放すことができたのです。
続けるほどに装いが道になる「衣道」
問題も解決の道も、自分の内側にしかないのだと気づいたとき、自分の中にあるものに光が当たります。装うことが楽しくなり、当然のように外見も魅力的になります。これまでそっぽを向いて見ようともしていなかった内側の自分と手を繋ぎ、「ここにずっといたんだ、やっと会えたね」と自分自身に語りかける行為は癒しそのものです。
JFメソッドに終わりはありません。繰り返すほどに自分へのまなざしが深まり、印象キーワードが更新され、まず装いが変わることで、佇まいや心のあり方まで変わっていく。それはまるで玉ねぎの皮をむようなもの。装いも人生も、螺旋を描くように上昇しながら進化していきます。私たちはこの進化を「経年神化(けいねんしんか)」と呼んでいます。
すべては周波数で出来ている
見えないけれど確かにある－“周波数”という科学
装いが変わると心が整う。心が整うと周りの反応も変わる。そして、出会う人も響く言葉も、起きる出来事さえも変わる。これは偶然ではなく、“周波数”が共鳴しているからこそ起こること。
周波数と聞くと少し難しく感じるかもしれません。例えば「あの人とは波長が合う」とか「素敵なバッグに一目惚れした」「ビビッときた」「ふと目にした言葉に心が震えた」あなたにもそんな経験がありませんか？心の状態が整うことで、その自分にぴったりなものが自然と集まるという現象、それこそが同じ周波数で共鳴している状態なのです。
意識していなくても、私たちは日ごろから周波数と関わりながら生きています。スマートフォンやテレビは、電波という見えない周波数を受信して、情報を映し出しています。アプリやチャンネルを切り替えれば、受信する情報が変わりますよね。同じように私たちの心や体も、周囲の周波数に共鳴したり、ズレたりしながら、常に影響を受けているのです。
装いは、意図を乗せた周波数のチューニング
服もまた周波数を持っています。素材や色やシルエット、それぞれが異なるエネルギーを持ち、私たちの心や身体に影響を与えています。「この服を着ると背筋が伸びる」「着ているだけで気持ちが整う」など、装いによって内面の状態までもが変化する。JFNISTAは、この“服を通して自分の状態をチューニングする”という在り方を、日々実践しています。
例えば「今日はなんだか気が滅入る」という日は、静かに落ち着きたいなら、肌触りがよく締め付けないデザインの服でリラックスしてみる。明るく引き立てたいなら、鮮やかな色や柄の力を借りられるような服を選んでみる。沈んだ気分に寄り添って暗めの服を選ぶのももちろんOKです。
在りたい自分を意図して服を選ぶことで、肌に触れるたび、鏡を見るたび、揺らぎがちな心をそっと真ん中に戻してくれる。服は、エネルギーのスイッチなのです。
“借りる”から始まる人生のアップデート
昨日の自分にはしっくりきた服が、今日はなんだか違って感じる…それは、在りたい自分の周波数が変化しているサインかもしれません。エネルギーが変わればまといたい服も変わる。レンタルという選択には、周波数の変化に合わせて次の装いへ自然に乗り換えられる柔軟さがあります。
「似合うか不安」そんな気持ちでためらっていた装いに軽やかに挑戦できる。袖を通すたび気持ちが上がる、百貨店ブランドの上質さを気軽に楽しめるのもAnotherADdressの魅力のひとつ。AnotherADdressには一歩先の周波数にアクセスできるアイテムが豊富に揃っています。
膨大な選択肢の中から「これだ」と思える一着に出会えるのは、ただの偶然ではありません。まといたいエネルギーが整っているからこそ、その服と自然に“目が合う”のです。「どんな自分で在りたいか」を意識してチューニングすることが、あなたにフィットする一着との出会いを引き寄せます。それは“借りる”という行為の枠を超えた、一歩先の周波数と人生を一致させる実践とも言えるでしょう。
意図が巡り、服が巡る
在りたい自分に合わせて装いを選ぶという実践の中で、服を借りるという行為は生き方を更新する手段とも言えます。「FASHION NEW LIFE」──AnotherADdressのファッションで生き方も新しく。というビジョンに、衣道は自然と呼応しました。服の循環と“魂を装う在り方”が重なったとき、ファッションは未来を変える力になります。
だからこそ「AnotherADdress × 衣道」には、未来がある。ただ「服が巡る」だけでは、本当の循環は生まれない。「意図が巡る」ときこそ、服は“誰かの未来を動かす装い”になると、私たちはそう信じています。
Fashion your soul, color the world.
あなたの装いが、あなたの世界を照らしますように。
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