2025年2月14日(金)~16日(日)の3日間、国立代々木競技場 第一体育館で行われたファッション・アート・ライフスタイルのクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」にアナザーアドレスも出店。
3日間でさまざまなイベントが実施されましたが、今回は3日目に行われた顔タイプ診断®︎創始者でありイメージコンサルタントとして活躍する岡田実子さんによるトークショーイベントの内容をご紹介します。
■アナザーアドレスとは?
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イメージコンサルタント。一般社団法人日本顔タイプ診断協会代表理事。 2005年よりイメージコンサルタントとして起業。2016年に銀座にイメージコンサルタントスクールHAPPY SPIRAL Academyを設立。2017年に日本初となる顔のタイプを8つに分類して、似合う服を分析する理論【顔タイプ診断®】を確立。資格取得者は7,000名以上。著書は2冊「顔タイプ診断でみつかる本当に似合う服」「自分史上最高のキレイが手に入る顔タイプメイク」
一般社団法人日本顔タイプ診断協会:https://kaotype.jp/
トークショーの序盤では、「そもそも“似合う”とは?」というシンプルな疑問にフォーカス。岡田さんは「ファッションは本来自由なので、何を着ても良い」という前提をふまえつつ、「似合うとは、服と外見のイメージが調和していること」と定義。さらに、「調和しているものには安心感があり、美しいと感じるもの。だからこそ、服が自分に似合っていると、より好印象につながる」と続けました。
また、「似合う服はひとつに決められるものではない」とも。「自分に似合うもののベースを知ったうえで、それを自分らしく少しずつアレンジしていくことが大事」とお話しいただきました。
では、自分に似合うものを知るにはどうすればいいのでしょうか?岡田さんがすすめるのは、顔タイプ診断・骨格診断・パーソナルカラー診断の3つを受けること。加えて、「人の第一印象は顔で決まる部分が大きいので、まずは顔タイプ診断を受けるのがおすすめ」とコメント。
続けて、「パーソナルカラー診断は、顔色が良く見える色を知ることができるので、自分の気分を前向きに変えやすい診断」とも。肌になじむ色がわかることで、ファッションだけでなくメイクにも活かせるのも魅力です。一方、骨格診断は「スタイルを良く見せるための分析」として活用すると◎。「骨格に合ったシルエットの服を選ぶことで、バランスよく見せることができます」と教えていただきました。
これらの診断の魅力は、単なる感覚ではなく、ロジックや理論に基づいて「自分に似合うもの」を知ることができる点にあります。「そもそも、自分がどんな魅力を持っているかを知らなければ、それを磨くことはできない」と岡田さん。
「似合う軸がわかることで、服選びがぐっとしやすくなります」と続け、「そこに自分らしさ、つまり好みやライフスタイル、職業、性格などを掛け合わせていくことで、本当に自分に似合うスタイルが完成する」と語りました。
トークショー当日、岡田さん自身も“似合う”を意識したスタイルで登場されました。岡田さんの診断結果は、顔タイプ:クール/パーソナルカラー:サマー/骨格:ウェーブ。この特徴を活かしながら、コーディネートを組んでいるそうです。
この日は、春が近いこともあり、軽やかさを感じる色・柄の服をチョイス。さらに、「人前に立つ場面なので、華やかさも意識して服を選びました」と語りました。アイテムは、直線的で個性的なデザインのアイテムが揃う“かっこいい系”のブランドのものをセレクト。全体をクールな印象でまとめながらも、春らしい軽やかさを取り入れることで、似合うと自分らしさを両立させたスタイルに。まさに、診断結果をファッションにどう取り入れるかの実例として、参考になるコーディネートです。
トークショーが中盤に進むと、岡田さんは「似合う服の法則」について、アナザーアドレスの商品や参加者の服を例に挙げながら解説しました。
そもそも、服は「色・形・素材」の組み合わせによってテイストが生まれるのだそう。「たとえば、黒色で堅い素材、直線的なデザインの服は、男性的でかっこいい印象になります」と岡田さん。つまり、この色・形・素材が自分にマッチしていると、その服は“似合う”ものになるというわけです。
まず取り上げられたのは、「子どもタイプ」と「大人タイプ」の違い。「子どもタイプに似合う服を考えるときは、実際の子ども服をイメージすると分かりやすい」と岡田さん。
「子ども服には、明るい色・ゆったりとしたシルエット・短めの丈のものが多いですよね。一方で、ダークカラーや身体のラインを強調するシルエット、ロング丈のアイテムは少ない。この法則を大人のファッションに置き換えて考えると、【子どもタイプ】の人には、やわらかく可愛らしいデザインが、【大人タイプ】の人には、シャープでシックなデザインが似合いやすいということになります」とお話しいただきました。
続いて、「曲線タイプ」と「直線タイプ」についても解説。「これは、男性の服売り場を想像すると分かりやすい」と岡田さん。
メンズ服は、ダークカラー・直線的なシルエット・ハリのある素材のものが多いですが、これは男性の体型が直線的だからです。つまり、「直線タイプ」の人は、こうしたメンズライクな服がしっくりくる傾向にあります。一方で、「曲線タイプ」の人は、より柔らかいラインやふんわりしたシルエットの服が似合いやすいのだそう。ただし、「色・形・素材のバランスが取れた服は、どちらのタイプの人でも着こなせる」とのこと。
例として挙げられたのは、淡いピンクのジレ。このアイテムは、「色」は曲線的ですが、「形」と「素材」は直線的。だから、直線タイプ・曲線タイプどちらの人が着ても違和感なく馴染みます。また、フリル付きの黒ブラウスは、「形」や「素材」は曲線的ですが、「色」は直線的。こうしたアイテムは、どちらのタイプの人にも似合いやすい万能アイテムになり得ます。
では、「似合いづらい服」に挑戦したいときはどうすればいいのでしょうか?岡田さんが提案したのは、“顔から遠ざける”というテクニック。「似合いづらいテイストのアイテムでも、ボトムスや小物として取り入れることで、自然に馴染ませることができます」とのこと。「得意な要素を活かしながら、苦手な要素をバランスよく取り入れることで、自分らしいスタイルの幅が広がります」と、実践的なアドバイスもありました。
以下の記事では、アナザーアドレスがNEW ENERGY TOKYOで行った3日間のイベントレポートや、ファッションデザインコンテストroop Awardの模様なども詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。